「肩の痛みで着替えるのも辛い」
「痛みが強くて頭を洗うのも出来なくなってきた」
「寝ている時に肩の痛みで目が覚めてしまう」
このような症状でお悩みではありませんか?
40代を過ぎてからの肩の痛み、いわゆる「五十肩」で悩んでしまう方を多くいらっしゃいます。
名前の通り、50代前後の方に多く発症することから五十肩と呼ばれていますが、実際には年齢は関係ありません。
しかし、中高年に限ってみると、5人に1人は五十肩で悩んでいると言われています。
整形外科や接骨院などで治療してもらっているが、なかなか痛みが変わらないという方も多いと思います。
「年だから仕方ない」と思っているならそれは間違いです。
五十肩についてしっかりと知って、しっかりと対処することでちゃんと良くなっていきます。
今日はそんな五十肩の痛みでお困りの方のお悩みを解決していきます。
自宅で行える効果的な3つの体操をご紹介していきます。
五十肩の原因って何?
四十肩・五十肩という名前はあなたも聞いたことがありますよね?
先程もお話をしましたが、その名の通り40代・50代に最も多いことから名前が付けられています。
以前は女性に多いと言われていましたが、男性でも起こり得る症状です。
五十肩の原因ははっきりとは分かっておらず、女性に限っては閉経が近づくにつれて、血流が悪くなり発症してしまうとも言われています。
また、糖尿病や高脂血症などの病気を持っている方も四十肩・五十肩になりやすいと言われています。
五十肩は左右どちらか一方に起こることが多く、主な症状としては
・肩を動かす時に痛みが出る
・服を着る時や下着つける時に痛くて動作がしにくい、もしくはできない
・寝ている時に肩の痛みで目が覚めてしまう
・肩の痛みで頭を洗うのが辛い
・髪を結ぶことが出来ない
・肩だけでなく腕の方にも痛みが出る
など様々な症状が出てしまいます。
五十肩の3つの段階とは?
五十肩には3つの段階があります。
五十肩の症状は、放置していても1年前後で痛みが治まってくるとも言われていますが、3つの段階を経て良くなっていきます。
放置して痛みが治まる方もいらっしゃいますが、放置したままだと痛みはないが関節の動きが硬くなってしまったということも少なくありません。
まずは3つの段階を知って、自分がどの状態にあるのかを理解しましょう。
1. 急性期
簡単に言えば五十肩になりたての段階です。
五十肩の痛みや動かしにくさを感じる時期です。
この時期は痛みが最も強く関節の部分で炎症を起こしていることがほとんどです。
この時期に無理に動かしてしまう方もいるのですが、無理をすることで逆に症状を悪化させてしまう事もあるので気を付けましょう。
あまり痛みが強い時は、痛み止めなどの薬を使う事も必要かもしれません。
しかし、痛み止めは「治す」ためではなく、「今の痛みをごまかす」目的なので使いすぎるのは良くありません。
2. 慢性期
名前の通り肩が固まってきて、症状が慢性状態に入る時期のことを言います。
この時期には急性期のような激しい痛みは治まっていますが、動かすと痛みがあったり、動きの悪さが残っている状態です。
急性期の段階では痛みが激しいこともあり安静が大事ですが、この時期ではあまり安静にし過ぎるのは逆効果になりかねません。
痛い所まで動かすのはやりすぎですが、痛みのない範囲で動かすことが大事になります。
動かせる範囲で動かすと言われてもわからない方が多いと思いますので、適切な動かせる範囲や体操を接骨院や整体などの専門家に聞くようにしましょう。
また、急性期では痛みが強く辛いときは痛み止めを使用してもいいですが、この時期はある程度落ち着いているため、あまり薬に頼らない方が良いでしょう。
3. 回復期
この回復期に入ると、痛みはだいぶ落ち着いてきて、動かせる範囲も広がっていきます。
回復期はまだ完治には至っていないので、治ったと思って油断していると運動に制限が残ってしまう可能性があるので油断は禁物です。
この時期に入ったら積極的に体操やリハビリを行って、関節の硬さが残らないようにしていきましょう。
五十肩の痛みを長引かせてしまう2つの原因
1. 血液循環の不良
血液の循環は五十肩を引き起こしてしまう原因とも言われている程重要になります。
そして、血液の循環が悪いままだと五十肩の症状を引き延ばしてしまう原因にもなります。
血流が悪いと筋肉に栄養が行かなくなってしまうため、柔軟性が失われていきます。
筋肉が硬くなってしまえば、関節の動きも出にくくなってしまうので、血液の循環を整えることが大切です。
2. 内臓の疲労
内臓の疲労が溜まることで、体には大きな影響を出してしまいます。
内臓と筋肉は、密接な関係にあるので五十肩の症状を長引かせてしまいます。
痛みがなかなか変わらないという人は、内臓に疲労を溜めてしまうことをしていることが多いです。
・暴飲暴食
・不規則な時間の食事
・睡眠不足
・ストレスを溜めている
・お酒をよく飲んでいる
などのことをしていると内臓に疲労が溜まってしまうので注意しましょう。
五十肩に効果的な3つの体操とは?
1. アイロン体操
アイロン体操は五十肩の体操の中で最も有名なものです。
・テーブルなどの太ももの付け根ぐらいの高さのものに、少し前かがみになります。
・痛くない方の手を、テーブルにつけて体を支えます
・痛む方の手に、500mlぐらいの水の入ったペットボトルを持ち、肩の力を抜いてだらんと垂らします
・「前後」「左右」「円を描く」運動をそれぞれ10回1セットとして、1日1回は行うようにしましょう
注意することは、痛みがひどい場合はペットボトルを持たずに行うことです。
また、動かすという感覚よりは「振る」感覚で行いましょう。
痛みが出ない範囲で動かすことが大事になります。
2. 猫ストレッチ
・四つん這いになり、おへそを見るようにしながら背中を丸めます
・次に肩甲骨を動かすように胸を反っていきます
・5~10回1セットを1日1回は行うようにします
この体操も痛みが出ない範囲で行うことが大事になります。
3. 肩甲骨体操
・椅子に座った状態、もしくは立った状態で行います
・腕を真下に下ろし、まずは肩を上下に動かします
・その次に肩甲骨同士をくっつけるように胸を反らします。
・各5~10回1セットとして1日1回は行いましょう
腕を動かさないので、痛みはそこまで出にくいと思いますが、痛みがもしある場合は無理をしないようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
五十肩は無理に動かせばいいものではなく、自分の状態に合わせて対処しなければいけません。
まずは自分自身が五十肩について知ることから始め、今どの段階なのかなどを理解しましょう。
そして、しっかりと自宅でも体操をすることでより早期に回復していきます。
五十肩はそのまま放置していると生涯肩の動きが悪くなってしまう恐れもあるので、とても危険な症状になります。
人により症状が良くなる期間は違いますが、より早く良くするために対策をしましょう。
もし、五十肩でお悩みの方は当店に一度ご連絡ください。
この記事を投稿した人
代表 桑原 聡
高校時代、腰の不調から足の痺れや痛みに悩んだ経験があります。
その経験を活かして同じように悩んでいる人の手助けをしたいと色々な技術を学びました。
もしあなたが辛い症状で困っているのであれば、ぜひ私に相談ください。
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